資格商法二次被害と闘った記録
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Vol.2 資格商法のワナにはまる
資格商法業者からの２回目の電話がありました。
電話の声は、最初の電話と同じ女性の声でした。
名前はＡというそうですが、本当の名前かどうかはわかりません。
「連絡が無かったので電話をしました」とのことでした。
その後、
「頭の固い先生方が書いた資料でわかりにくいところが
たくさんあったと思いますので説明させて頂きます。」
との言葉を皮切りに、Ａは話し始めました。
あとで判ったことですが、
矢継ぎ早に話すことでこちらに付け入るスキを与えないのは、
資格商法の業者が使う典型的な手口でした。
その後、Ａは、
・講習会についての説明、
・限定した人だけに資料を送っていること
・今まで不合格者は一人も出していないこと
などをまくし立てるように説明してきました。
「電気主任技術者を取得したあとに簡単な仕事を紹介するので、
その仕事で毎月２万円くらいの報酬があります。
その後に講習を受けて頂くとエネルギー管理士に認定されます。」
のようなことも言っていたと思います。
あとで調べてみたのですが、
エネルギー管理士になるにはある一定の実務経験が必要のようで、
この業者の説明すべてが間違っていたわけではないようです。
確かに、あからさまに間違った説明をすればすぐに資格商法とバレるので、
それくらいの対策はしていることでしょう。
「合格までお付き合いします」「追加料金は一切ありません。」
との言葉を特に強調していたように思います。
説明が進んでいくにつれて、
わたしは徐々に判断力を失っていきました。
そして資格商法に陥った私
長々とした説明を聞いているうちに、
「この講習を受ければ、なんだか良い人生が送れそうだ」
とも思うようになりました。
そして数分後、わたしは講習会への参加を承諾してしまったのです。
完全に資格商法のワナにはまってしまいました。
その後、こちらの個人情報を尋ねてきました。
自宅の住所や電話番号を聞かれるところまではわかりますが、
なぜか会社名や会社の電話番号まで聞かれました。
当時のわたしは本当にアホだったので、
この時点においても、資格商法と気づいていませんでした。
「絶対に会社には電話しないで下さいね」
とお願いし、渋々ながら会社の情報を教えました。
後述しますが、この約束を守ってくれるほど、まともな業者ではありませんでした。
「何かと長い付き合いになると思いますが、よろしくお願いします」
と言ってＡは電話を切りました。
皮肉にも、この言葉は現実となり、本当に長い付き合いになりました。
この翌日、わたしは資格商法に引っかかったことに気づきました。
そして悪徳業者にキャンセルの電話を入れました。
その結果は？
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